もうみんな忘れておるじゃろうが、Windows 8 DSP版はパーツバンドルなしで販売されておったのじゃ……。
Windows 8の予約が開始、アップグレードとDSP版のみ ~DSP版は単体売り可能でサポートなし
鬱陶しいので文体を通常に戻して、こりゃ仮想マシン(VirtualBox)にインストールするのにぴったりだということで、確かNTT-X Store(当時)で予約して購入しました。それがたぶん2012年10月のことです。
当時のMicrosoftは何をトチ狂っていたのだろうというところですが、販売方法よりもUIのほうが(以下自粛)。
Windows 10からは従来どおりパーツバンドルに戻っています。現在もそうなっていますが、DSP版とパッケージ版の価格差がほとんどないので、DSP版を選択する積極的な理由がないという、それはそれでどうなんだろう感があります。
Windows 8(厳密には8.1)から10へのアップグレードは無料でできたので、確かアップグレードが開始されたらすぐに飛びつきました。それから10年間、なんの問題もなく使用できていました。
CPUは何回か替わっているものの、ずっとVirtualBoxで運用しているので、特にアクティベーションを求められた記憶はありません。当時のVirtualBoxのバージョンは忘れてしまいましたが、Wikipediaによるとたぶん4.2です。今は7.1を使用しています。思えば遠くへ来たものだ。
さすがにもう10年以上使っているし、なかなかに大変なので11へのアップグレードを早々に諦め、11を購入したのですが、サポートが切れてから(すなわち今週になってから)やっぱりアップグレードしたいなということで頑張ってみました。
mbr2gptコマンドの使い方なんてググったらいくらでも出てくるので省略しますし、実際思ったよりもサクッとできました。NTFSはオンザフライ(死語?)でパーティションの拡大縮小ができて便利です。パーティションの移動はできませんが、それはUbuntuのisoイメージから起動してGPartedを使えば簡単にできますね。仮想ディスクの容量が足りなくなったら、増やすのも簡単です(ただしスナップショットが存在しない場合)。
一方、なかなか11にアップグレードするための要件が満たせません。Guest Additionsがインストールされているとダメなのは知っていたので、事前に削除しておいたのですが、それでもアップグレードできるようになりません。
デバイスマネージャーで不明なデバイスを削除したり(たぶんこれが効いた)、USBが1.0になっていたのを3.0にしたり、果ては古いATOK(とついでに一太郎)を削除したりしたのですが、それでもやっぱりアップグレードできるようになりません。
困り果ててググっていたら、デバイスハードウェアを変更した後、デバイスがWindows 11システム要件を満たしているかどうかを確認するなるドキュメントを見つけたので、その方法でMicrosoft Compatibility Appraiserサービスを再起動したら、アップグレードできるようになりました。やはり最終的に力になるのはオフィシャルなドキュメントです。You make my day!
使わないアプリケーションはあらかた削除したのですが、IBM Lotus Symphonyだけはどうしても消せずに残しています。あと、11にしてからMicrosoft Office 2013 Home and Businessを購入していたことを思い出しました。こちらももうサポート切れですね。
えっ、IBM Lotus Symphonyを知らないですって? そんなあなたのために用意しているのがStarSuite記念館です!
Windowsはプリインストールされているものを使用するのが一般的ですが、このように仮想マシンにインストールすると同じ環境で長く使えるので、これはこれで便利だなと思いました。

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